協栄製作所の業務日記-4

2023/06/16

9月も終わりになり、いよいよ2015年も第三コーナーを回る時期に差し掛かってまいりました。本年も残り3か月となり、皆様方はどのようにお過ごしになられていますでしょうか?弊社協栄製作所は相変わらず、金属プレス加工機器の元気な作業音が、工場全体に響き渡っています。
さてここで、弊社の最近引き合いをいただいたた、代表的なお客さまからの引き合い状況を、ご報告させていただきたいと思います。

順送プレス 単体プレスの引き合い

鳥取県の金属加工業者さまから、ホームページをご覧になったとのことで、「順送プレス」「単発プレス」いずれかで作業効率を追求できる仕様はないのか?とのお問い合わせをいただきました。

ご存知の通り「順送プレス」は、ベルトコンベアーのようにプレス加工の作業工程を一連化する方式のこと。非常に作業効率が高く、スピーディーかつ時間単位での製造コストも低く抑えることができる工法です。

それに対して「単発プレス」は、一つ一つのプレス加工をそれに応じた金型で、個別に作業を進める方法。作業効率は「順送プレス」に比べ落ちますが、金属プレス金型単体のコスト(ただし仕様による)や作業ルーチンの構築コストを下げることができ、なによりも発注いただいてから、納品までが短時間なのが特徴です。

今回のお客さまとは長いお付き合いになりそうですので、協栄製作所としても、「高効率」「低価格」とのバランスを見据えながらの提案を、スタッフと練っているところです。

レーザー加工との金属プレス加工との対比

兵庫県尼崎市の金属部品製造業者さまより、レーザー加工と金属プレス加工との対比ということで、金属プレス金型の引き合いをいただきました。

レーザー加工は非常に高精度な加工が可能な反面、プレス加工に比べ作業効率の面で劣り、製造数や仕様によっては金属プレス加工に比べ、コスト的にも割高になる可能性がある加工方法。

このレーザー加工と金属プレス加工との対比。実は、よくお客さまからお問合せいただく案件です。今回も「コスト」「納期」「仕様」のバランスを重視し、お客さまに金属プレス金型の設計段階から、丁寧なご提案をするつもりです。

金網の製造加工の引き合い

大阪府松原市で「金網」を製造されている業者さまより引き合いをいただきました。なんでも元来、レーザー加工で金属板を加工して目の細かい金網を制作されるご予定だったそうですが、目が細かか過ぎて、数億円もするレーザー加工機でも満足できる仕上がりにはならなかったとのこと…。

それでは金属プレス金型でなら、詳細な「編み目=穴」を抜けないか?とのお問合せです。もちろん金属プレス機であれば、詳細な「金網の目」を作ることができます。

そのほか、「マネキン人形のプレス金型を作ってほしい」「樹脂アクセサリーのプレス金型」お問合せなど、ここ最近でも少し変わったお問合せが増えてきました。残念ながら当社、協栄製作所は、『金属プレス金型』の専門メーカーですので、樹脂系の作業はお引き受けできないのですが、お問合せいただくこと自体はありがたい限りです。

以前も書きましたが、ここ最近の中国人民「元」高騰のあおりで、生産拠点を国内に回帰させる会社さまが増えてきました。世界経済の動向は、一企業担当者では伺いしることはできませんが、この回帰の波は我々国内製造業者にとっては、ある意味チャンスかもしれません。そのことを念頭におきながら、今後も日々精進していかなければと思います。

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