協栄製作所の業務日記-2

2023/06/09

先日、めずらしく関西以外の地域のお客様からお問合せが入りました。
場所は山陰地方の鳥取県。
20年ほど前からセキを切ったように中国へ進出していた、日本のモノつくりメーカーさんたち。
日本の中小企業は一般的に大手メーカーさんの下請け、それも1~2社からの受注で生計を立てているところが多い関係から、大手さん達が中国をはじめとする海外に進出すると、こぞって一緒に海外にうってでていました。

鳥取のお客様からプレス金型の引き合いが…

これがほんの数年前までの状況です。
しかし、中国で人件費が高騰してくると、多くの大手メーカーさんが撤退。国内や他の諸外国に移転を始めると、帯同してい中小企業さんもこぞって国内に回帰してきています。

そんな影響か、わが協栄製作所も関西以外の会社様から「引き合い」が立つことが多くなってきました。これは非常に嬉しいことです。

自動車部品のメーカーさんからプレス金型のお問合せ

話を件の「引き合い」へもどすとしましょうか。
鳥取からご連絡いただいたお客様の業態は“自動車の部品メーカー”さんでした。最近、自動車部品のメーカーさんは、お仕事が多いように見受けられます。相変わらず日本車が海外で良く売れているということなんでしょうね!

私達、協栄製作所は大阪市内の平野区というところにあるのですが、隣町は日本のモノつくりの本場、東大阪市です。
当社も住所は平野区ですが、東大阪はもう目と鼻の先の近さ。
道路を隔ててスグです。

「引き合い」いただいた鳥取県の会社様も、本社は東大阪でした。これなら尚更、お話が早いですね。早速ご挨拶を兼ねて、商談へ伺ってきました。

ご相談いただいたのは60t-順送型のプレス金型

今回、ご相談させていただいたのは、トン数60tの順送型のプレス金型でした。
当社は、単発型のプレス金型だけでなく、順送型のプレス金型の製作も得意とするところ。腕がなります!

お客様のご要望よりも歩留りが良い金型の提案を

お客様は、1工程で1製品を製造できるプレス金型をご要望になっておられたのですが、お話やご要望を詳しく聞くうち、1工程で2ヶ所取りできるプレス金型の方が、歩留りや効率が高く、ロスやスクラップが少なくて済むことが分かってきました。

2ヶ所取りできるプレス金型は1ヶ所取りの金型に比べ、構造が複雑になることや強度もより強固なつくりが求められます。もちろんお値段も多少上がります。しかしそれに見合うだけの高効率の金型でもあります。

当社の提案を聞いた先方の担当者は、お値段のこともあり、少し躊躇されていたようですが、前向きにご検討いただけるとのご返答を「いただけました。

>>プレス金型のご紹介はコチラ<<

何より「海外の金型メーカーさと違って、前向きな提案がウレシイ」とお話いただけ、こちらも嬉しかった!
これからさらに細かい仕様を詰めて、良い順送プレス金型をつくるぞ!

>>プレス金型のご相談はコチラ<<

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