金型でいったい何ができる?

2023/07/01

金型・プレス金型製造の協栄製作所が発信する「金型コラム」今回は、金型を製造しすることで、何ができるのか?についてお話ししたいと思います。

以前のコラムでもお話ししたことがあるように、金型は工業製品の中でも、特に精密な部品や製品を、数多く作り出す時に使う「型」になります。それ故、金型単体だけで使用して製品製造を行うことはありません。必ずプレス機器など、専用の機械に取り付けてセットで使用します。では「金型」の主な特徴はどのようなものになるのでしょうか?

「金型」の特徴

金型の主な特徴は以下の通りです。

数多くの製品製造を一度に行うことができる

一般的にプレス金型をはじめとする「金型」は、特殊鋼と呼ばれる高硬度の素材で出来ているため、摩耗や欠損に強く、商品の大量生産に向いているといえるでしょう。

高精度であることが美点

金型は、非常に高い精度を持つマニシングやNC技術を駆使して作られます。そのため、金型を使用して作られる製品も高精度。型である「金型」が高精度なわけですから、製品の制度も同時に上がるのはうなずけますね。

「金型」単体では使用しない

金型を使用するには、高圧で高機動な動力が求められます。特にプレス金型を稼働させるのは、数トン~数百トンもの高加重が必要です。したがって「金型」単体だけで製品製造を行うことはできません。これは同時に、人力に頼らないことを意味し、人件費の削減や大量生産・コストカットを実行できることを意味します。

オートメーションが可能

「金型」は機械を使用して製造することは先ほどお話ししました。つまり、工場内のライン・配置配列の工夫次第で、製造を自動化することも可能になります。

製品製造の高速化を図ることができる

「金型」は、機械との組み合わせや、オートメーション化することができます。つまる「金型」を使用することで、製品製造を短期間で行うことができるわけです。代表的な「金型」である、プレス金型を使用した場合、1分あたり、なんと800~1200もの製品を、つくりだすことも可能です。

「金型」は生活の近代化に不可欠なもの

紙・砂・木など多様な素材を使った型がある中で、「金型」は、いわば究極的進化を遂げた型だといえるでしょう。「金型」は大量生産・低コスト・高品質・高精度という、現在の私たちの生活を彩る製品に欠かせない要素を提供してくれます。そしてその要求は、日ごとに大きくなるばかりです。金型の進化は、とどまることはありません。ユーザー・生活者の方々のニーズにお応えするために、金型の製造業者も日々技術の向上に励みます。

 

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