いろいろな型と金型について
2023/06/28
社会において金型の存在は小さくない
身のまわりの品々を見渡しても、そして人の一生を考えてみても、「金型」の存在を無視することはできません。それほど金型の存在は、大きなものです。例えば、米・麦・野菜・魚に肉も、すべて金型を使った部品で作られた機械の存在なしには収穫できません。さらに言えば、その食品素材を流通させる車両にも数多くの金型が使われています。
ライフラインでも金型は必須
水・電気・ガスといったライフラインを支えるインフラも、制御用のコンピュータには金型が使われており、それを活かす水道の蛇口やガスレンジ、各種の電化製品にも金型が使われています。今や私たちが手放すことができない携帯電話やPC・スマホも全部、金型で作られています。
自動車の部品にも数多くの金型が使われる
移動手段に目を移すと、自動車・オートバイ・自転車・電車など、すべて金型の産物です。もっとも身近な自動車を詳細に見ていくと、1万点以上の部品で構成されているのが分かります。そしてこれらの部品はすべて金型で出来ているのです。
もし金型がかったら…
つまり金型は大量生産、工業化の最も重要な基幹部品であり、現代的な生活の恩恵はこの金型の存在なしでは、考えることができないということです。では、金型がなかったらどうなるのか?江戸時代に逆戻りです。
金型はモノづくりの根幹
よく「日本のモノづくり」「made in Japan」という標語も目と耳にされると思いますが、これは日本の工業製品が優れているからに他なりません。確かに日本製の自動車や電化製品は優秀です。しかしそれは、日本の金型の精度が非常に高い水準にあるからに他なりません。当然のことながら、金型で作られた部品は、同じ工場・会社で作られる訳ではありません。異なる場所・環境で作られた部品の精度が均一に保たれているからこそ、耐久性・精密性に優れた工業製品がつくられるのです。そしてそこには、標準化され精密さを誇る金型の存在があります。
世界中で使われる金型
金型自体は、何も日本だけで作られている訳ではありません。欧米やアジア各国、アフリカ諸国でも金型は作られ活躍しています。しかしこの国家や企業の根幹をなす、「金型」の存在を、一般の方が意識することも、目にすることも稀、むしろ皆無だと思います。協栄製作所は、今後改めて「金型」についての詳細な情報と、想いをお伝えしていこうと思います。